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福岡市立点字図書館 図書館だより140号

目 次

※ 目次からそれぞれの項目箇所に飛ぶことができます。
  1. ご挨拶
  2. 録音図書(カセットテープ)の取り扱い終了について
  3. 図書館からのお知らせ・お願い
  4. わたしたちの図書館へようこそ!
  5. スタート -出発!新人ボランティア-
  6. リポートリポート
  7. わたしたちの本棚 VOL.23
  8. 総合図書館情報紹介
  9. ベストセラー
  10. 第60回芥川賞・直木賞決定!
  11. 新刊案内【点字図書】
  12. 他館製作の点字図書紹介
  13. 新刊案内【テキストデイジー図書】
  14. 新刊案内【デイジー図書】
  15. 他館製作のデイジー紹介
  16. リクエスト図書着手情報
  17. 退任のご挨拶
  • <編集後記>
  • ご挨拶

    いつも当館をご利用いただきまして、ありがとうございます。
    1月の図書館だよりでお知らせしましたように、4月から当館の運営は現在の「社会福祉法人 福岡市身体障害者福祉協会」から「一般社団法人 福岡市視覚障害者福祉協会」へ移ります。
    振り返ってみますと、平成21年4月に社会福祉法人福岡市社会福祉事業団から運営を引き継いで10年の月日が流れました。デジタル化推進の流れの中、より質の高いデイジー図書の製作とボランティアの育成、月刊誌「選択」やテキストデイジーの製作、外部団体と連携したシネマデイジーへの取り組み、点字体験イベントなど様々なことに取り組んでまいりました。この間、点字図書館が発展、充実してきましたのは、ひとえに、利用者の皆様、ボランティアの皆様、関係機関の方々の温かいご支援のお陰であります。本当にありがとうございました。
    また、運営変更に伴い館長は交替いたしますが、その他の職員は変わりません。担当やサービスの内容等も変更はございませんので、どうぞご安心ください。そして、今後も皆様のより一層のご利用のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
      社会福祉法人 福岡市身体障害者福祉協会  福岡市立点字図書館 館長 城戸千恵子 職員一同

    録音図書(カセットテープ)の取り扱い終了について

    以前よりお伝えしていました通り、録音図書(カセットテープ)の取り扱いを、今月いっぱいで原則、終了いたします。
    テープの劣化による音の途切れや伸び等の要因により、良い状態での貸出が出来なくなってきていること、また、複製する機器の現況を踏まえ、今後の貸出に支障をきたす恐れがあると判断し、取扱いに区切りをつけることとなりました。
    4月以降は、点字図書・デイジー図書の取り扱いとなります。カセットテープのみの資料、カセットテープでのご利用環境の方には個別に対応をさせていただきます。点字図書館までご相談ください。
    皆様には引き続きデイジー図書への移行に、どうぞご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

    図書館からのお知らせ・お願い

    詳しいことは、お電話でお気軽にお問い合せ下さい。また、当館ホームページでも閲覧できます。

    1.休館日のお知らせ

    3月 4日(月)11日(月)~18日(月) 25日(月)
    ※11日から18日まで特別整理期間の為、一週間休館します
    4月 1日(月)2日(火)8日(月)15日(月)22日(月)
    5月 7日(火)8日(水)13日(月)20日(月)27日(月)31日(金)
     

    2.第14回利用者懇談会 ご報告

    今年2月11日(月・祝)に「第14回利用者懇談会」を開催いたしました。大変お寒いなか、沢山の方々にご参加をいただき、誠にありがとうございました。
    今回は第一部にPTR3操作研修会を、第二部に意見交換会を、和やかに楽しく過ごすことができました。
    第一部と第二部にご参加の方々とは、昼食をとりながらお話をすることもでき、職員一同、大変嬉しく思いました。 また是非、来年度もご参加くださると幸いでございます。
    尚、懇談会の内容につきましては、次号の141号にてご報告させていただきます。                             担当 大津

    3.点字資料・録音資料の貸出

    【点字貸出資料】
    ・出会い、ふれあい、心の輪 平成30年度版        発行 内閣府
    ・ながさきにこり No.41(長崎県グラフ誌)    発行 長崎県広報課
                 【録音貸出資料】
    ・ながさきにこり No.41(長崎県グラフ誌)    発行 長崎県広報課

    4.「ゆりかもめ」製作『最近の新聞から』のご案内

    5年前までカセットテープでの貸出をしていました、音訳グループ「ゆりかもめ」製作の『最近の新聞から』が、デイジー版でお聴きいただけるようになりました。
    毎月1日発行で、収録時間は100分程度。内容は主に朝日新聞、西日本新聞、毎日新聞などから抜粋した、読者投稿欄や役に立つ情報、面白い記事などです。
      貸出をご希望の方は点字図書館までご連絡ください。
     

    5.シネマ・デイジーの追加分タイトルをご紹介

    邦 画
    『海難1890』『戦場のメリークリスマス』『信長協奏曲』以上 3タイトル TVドラマ
    『半沢直樹 Disc4』『警部補古畑任三郎 Disc1[分冊3](1st season)』 以上 2タイトル
    アニメ
    『セロ弾きのゴーシュ』『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』『リメンバー・ミー』 以上 3タイトル 海外作品
    『心の旅路』『シカゴ』『パパVS新しいパパ』『ホーム・アローン』 以上 4タイトル

    6.図書館だよりの配布媒体

    図書館だよりは通常、音訳と点字でお届けしていますが、墨字版と点字データ版もあります。墨字版の郵送を希望される方は、郵送料が必要です。データ版はメールでもお送りできます。

    7.当館の各種サービス

    1. 情報機器支援サービス
    2. サピエ図書館を利用するためのパソコンの基本操作や、情報機器に関する情報提供および操作方法等の支援を行います。
      サピエ視覚障害者情報総合ネットワーク
      URL https://www.sapie.or.jp/
    3. デイジー読書機について
    4. 点訳・音訳のプライベート製作サービスを実施しています。
    5. 利用詳細は、当館までお問い合わせください。
    6. Eメールでのリクエストやレファレンスの受け付け
    7. アドレスは図書館だよりの冒頭でお知らせしています。

    わたしたちの図書館へようこそ!

    6回目
      点字図書館のことを改めて知ってもらおうと、様々な視点から図書館を紹介するこのコーナー。少しずつ紹介させていただいています。もっともっと点字図書館のことを知ってもらい、皆様のお役に立つことが出来ましたらとても嬉しく思います。
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    「点字図書館を利用しよう!」 その2

    点字図書館のサービスの中で主要な部分を占めているのは、図書の貸出です。ご登録いただいた利用者の皆様は、当館所蔵の、あるいは全国の情報提供施設等で製作された点字図書・デイジー図書を借りて読書をすることが出来ます。
    図書の貸出及び返却は、来館または郵送で行ないます。郵送の場合は、点字用郵便物として配達されますので、郵送料は無料です。郵送ケースまたは郵送袋を使用して行います。郵送ケースまたは郵送袋のおもて面には、ポケットが付いています。宛名カードを入れるポケットです。カードには皆様の宛名と点字図書館の宛名が表と裏にそれぞれ印字されています。貸出の際は皆様の宛名が印字された面で送付されてきますので、ご返却の際はカードを裏返して、点字図書館の宛名面にして、ポストへ投函または郵便局へお出しください。点字図書館宛の面には、点字で「百道返信面」と打ったシールを貼っています。触ると、デコボコしている面が福岡市立点字図書館宛です。
    貸出数は、点字図書は10冊まで、デイジー図書は3枚までです。
    貸出期間は14日間。郵送の場合は、郵送日を考慮して20日間です。
    貸出をご希望の方は、直接ご来館、お電話、またはメールにてリクエ貸出期間が決まっていますので、期限内に必ずご返却ください。どうしても返却が遅くなる場合、貸出期限内にご連絡をいただきますと、予約者がいないときは延長できる場合があります。どうぞご相談ください。 また、何か読みたいけれど、どんな本があるかわからない。借りたいけれど書名を忘れてしまったなど、読書でお困りのことがありましたら、どうぞご相談ください。皆様の読書のお手伝いをさせていただきます。 皆様からの沢山の図書のリクエストをお待ちしています。
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    スタート -出発!新人ボランティア-

    当館の専属で活動して頂いている新人ボランティアさんをご紹介します。ボランティアに応募したきっかけや、実際の活動を通して現在の心境など、自由に書いていただきました。 今回 第46回目からは点訳ボランティアさんです。
    松下 尚子
    点訳ボランティアの活動に参加させていただいて、まもなく3年になります。初心者なので、グループに入れていただき、活動しています。基本的には1冊の本を12名ほどのメンバーで分担し、各自、家で点訳してきたものを週1回の活動日に持ち寄り、お互いに読み合わせをしながら校正を3回行います。そうして出来上がったものを持ち回りで担当になった一人が最終的にまとめ上げ、ページ付けなどを行って、完成させます。 難しい分かち書きなどについては、経験豊富な先輩方にお聞きすることができるので、いつも助けていただいています。
    また、地名、人名、時代小説などのルビが振られていない漢字や普段あまり使わない助数詞などの読み方については、音訳や朗読をされる方々も同様だと思いますが、辞書やインターネットで調べてもわからないことがたびたびあり、点訳作業も校正作業も悩みは尽きません。 しかし、すべてを手作業で点訳していた頃に比べれば、インターネットで検索でき、パソコンで入力や訂正が簡単にできるようになった現在は、とても恵まれていると思います。以上です。 皆さん、松下尚子さんをどうぞ宜しくお願いします。
    当館ではボランティア、年1人1タイトルを目標に掲げて点字図書を作成しています。完成した点字図書は、新刊案内で紹介をしています。 どうぞ皆様のご利用をお待ちしております。

    リポートリポート

      利用者の皆様、こんにちは。今回はリポートではないのですが、情報を2件お伝えいたします。
    まず一つ目は、スマホを使ってサピエの本を楽しんでいらっしゃる皆さんへ、1月に「ボイス オブ デイジー 5」が発売になったというお知らせです。
    「ボイス オブ デイジー」はiPhoneなどにインストールして使用するデイジー再生アプリのことです。サピエ図書館のデイジー図書の検索やダウンロード、再生が可能です。今回のバージョンアップの大きな特徴はテキストデイジーに対応したことです。アプリの価格は3100円です。
    そして二つ目は、毎年御寄贈いただき、希望者には配布をしている2種類のカレンダーのうち、(株)ゼネラルアサヒの点字カレンダーについてです。毎回いろんな企画のカレンダーで楽しませていただいておりますが、2019年は『毎月つくる、世界の料理』と題し、各月ごととカレンダーの巻末に、QRコードが掲載されています。材料の一覧が音声とテキストで確認できるQRコードと、作り方の音声ガイドと動画が確認できるQRコードの2種類です。このコードを読み込めばご視聴いただけるようになっています。 この度、QRコードを読み込む環境をお持ちでない方のために、音声レシピデータ(MP3)をゼネラルアサヒ様から別途ご提供いただきました。
    また、点字版も作成いたしました。
    ご希望の方は、プライベートサービスとして承ります。音声レシピはCD1枚を、点字版は点字用紙48枚をご負担の上、ご提供いたします。また、点字版はデータでの提供が可能です。USB等の記録媒体または、メールにデータ添付にて対応させていただきます。カレンダーをお持ちでない方でも、12種類の料理にご興味をお持ちの方は、ぜひお申し出ください。(岩本)

    わたしたちの本棚 vol.23

    このコーナーでは、これまでに刊行された図書をテーマ別に掘り起こし、皆様にご紹介いたします。読んだことがある方もそうでない方も是非、興味をもっていただけたらと思います。 今回は、中国が舞台の小説をご紹介します。古くから文明が発達していた中国はその歴史も深く壮大で、悠久の時代に今を生きる私たちは魅了され、中国を題材にした本は人気があります。 それでは、以下の5タイトルをご紹介いたします。

    総合図書館情報紹介

    ◆大活字本(拡大図書)新刊案内◆

    福岡市総合図書館と分館では、通常の図書よりも大きな字で印刷された墨字の図書を所蔵しています。
    一般の図書では字が小さくて読めないけれど、大きい字なら本が読めるという方に。 貸出には、総合図書館の利用登録が別途必要です。総合図書館では、貸出カードをお持ちの方で障がいの認定を受け、障がいのため来館が困難な方を対象に、無料で図書をお届けする郵送貸出サービスを行っています。
    詳しくは、総合図書館へお問い合わせください。
    図書サービス課図書資料係 電話 092-852-0627

    ベストセラー

    墨字でよく読まれている本を10タイトルご紹介します。 点訳・音訳の製作状況は、当館までお尋ねください。
    1. 『一切なりゆき 樹木希林のことば』  樹木 希林 文藝春秋
    2. 『図解身近にあふれる「微生物」が3時間でわかる本 思わずだれかに 話したくなる』 左巻 健男 明日香出版社
    3. 『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を 正しく見る習慣』 ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロス リング・ロンランド/著 上杉 周作、関 美和/訳 日経BP社
    4. 『妻のトリセツ』 黒川 伊保子/編著 講談社
    5. 『ニムロッド』 上田 岳弘 講談社
    6. 『樹木希林120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』 樹木 希林 宝島社
    7. 『宝島 HERO’s ISLAND』 真藤 順丈 講談社
    8. 『トラペジウム』 高山 一実 KADOKAWA
    9. 『感動経営 世界一の豪華列車「ななつ星」トップが明かす49の心得』 唐池 恒二 ダイヤモンド社
    10. 『ひと』 小野寺 史宜 祥伝社
         (e-hon 2月1日参照)

    第160回芥川賞・直木賞決定!

    1月16日(水)に、第160回芥川龍之介賞・直木三十五賞が発表され、芥川賞2作品、直木賞1作品が選ばれました。各受賞作品をご紹介いたします。 (公益財団法人日本文学振興会HP、e-hon参照)
    図書館だより140号word版はこちらからダウンロードできます。
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