目次

1 新年のご挨拶... 1

2 第13回利用者懇談会のご案内... 2

3 図書館からのお知らせ・お願い... 3

4 生活情報... 9

5 スタート −出発!新人ボランティア−... 10

6 リポートリポート. 11

7 わたしたちの本棚 vol.16.. 12

8 レファレンスだより 59.. 13

9 総合図書館イベント紹介... 14

10 ベストセラー... 16

11 新刊案内【点字図書】. 16

12 他館製作の点字図書紹介... 19

13 新刊案内【デイジー図書】. 20

14 他館製作のデイジー図書紹介... 24

15 リクエスト図書着手情報... 28

編集後記... 28

 

 

 

 

 

 

 

 

新年のご挨拶

館長 城戸 千恵子

新年明けましておめでとうございます。

 皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

昨年の点字図書館は、10年に一度、輪番で九州視覚障害者情報提供施設大会を開催する年にあたり、準備や運営に右往左往な年でありました。利用者の皆様は、当日の臨時休館を快くご理解して下さり、ボランティアの皆様は、暑い時期からの事前準備や受付・案内係にご協力して下さり、職員は、館長に着任したばかりで疑問符だらけの私にいろんな知恵を授けてくれ、力を貸してくれました。あまりにも打ち込んだせいか、終わった直後は気が抜けたような、「大会ロス」の状態も味わいましたが、たくさんの人と協力して大きなことを成し遂げるという体験や、九州各地で同じ志を持って励むたくさんの仲間を目の当たりにできたことは、本当に貴重でした。それぞれの中でまた新たな意欲がわき、利用者の皆様へのサービスに還元されていくことと思います。

さて、今年はどんな年になるでしょうか。しばらく前から私が立ち寄るスーパーに無人のレジが備わりました。最初は誰も寄りつかなかったのが、だんだん利用する人が増えて列ができることもあります。私たちの生活の中に、人を介さずに利用できる便利な道具やすごい機能があれこれと生まれ、それは年を追うごとにいろんな分野を飲み込んで速度を増し、主流となっていくように見えます。先の方では点字図書館もその流れに乗らざるを得ない状況になり、それを実現することがニーズになっていくのかもしれません。遠景にそんなことを予感しつつ…、けれど一方ではやはり、人にしかできないこと、人だからこそできることの価値をみとめ、今年もまたひとつ、繋がりをもたらす小さな種を蒔いてみたいとも願っています。どんなに技術が進んでも、人が繋がり合って生まれるものの楽しさや手応え、やりがいが源にあって、点字図書館が盛り上がってきたことは変わらないように思えるからです。

年頭から偉そうなことを言ってしまいました。1年先で「シマッタ!」と身を縮めているかもしれませんが、イメージだけは何か楽しいことができるような、ワクワクする気持でいます。ただそれも、またたくさんの方のお力とお知恵を存分にお借りして、ご理解をいただいてこそ実現できるものです。そういえば今年は、当法人が点字図書館の指定管理運営を受託して10年目になる節目の年でもありました。節目にふさわしい年になるように、よい流れ、よいご縁を引き寄せたいものです。

それでは皆様、拙い挨拶ではありましたが、本年も点字図書館をどうぞよろしくお願い申し上げます。亀のように辛抱強く、末永くたゆまずにまいりたいと思います。

第13回利用者懇談会のご案内

今年も利用者懇談会の季節がやってきました。利用者の皆様のご意見を直接伺ったり、利用者の皆様同士で意見や情報を交換したりして、有意義な時間になればと思います。

意見交換会の後は、“JAS(日本芳香療法協会)アロマセラピスト”佐々木靖子氏をお迎えし、五感のひとつである“嗅覚”に働きかけるアロマ(芳香)の作用・効能などのお話を伺いたいと思います。最近、認知症の予防としても着目されているようです。寒い日のひととき、心地よい香りに包まれてみませんか?ささやかなアロマのお土産付きです。

 例年、男性の参加者が多い利用者懇談会ですが、この機会に女性の方もどうぞふるってご参加ください。尚、事前の申し込みが必要です。

【日 時】 2月11日(日・祝) 13時〜16時

※当日は12時40分より会場前で受付を致します。

【会 場】 福岡市総合図書館3階 第2会議室 早良区百道浜3--

【内 容】 第1部 意見交換会  第2部 “アロマを楽しむ”

【参加費】 無料

【申込み締切】 1月26日(金)まで

  ※2月に入ってからのキャンセルはご遠慮ください。

 最寄りのバス停までの送迎が必要な方は、お申し出ください。

                                   担当 野正

 

図書館からのお知らせ・お願い

詳しいことは、お電話でお気軽にお問い合わせください。また、当館

ホームページでも閲覧できます。

1 休館日のお知らせ

1月 1日(月)〜4日(木) 9日(火) 15日(月) 22日(月)

29日(月) 31日(水)

2月 5日(月) 13日(火) 19日(月) 26日(月) 28日(水)

3月 5日(月)〜12日(月)(※蔵書点検の為、休館)

19日(月) 26日(月)

2 「第20回点字図書館のつどい」ご報告

  昨年の11月26日(日)に、「第20回点字図書館のつどい」を開催致しました。お陰様で利用者、ボランティア、関係者等、総勢およそ150名もの方々にご参加頂き、盛会裏に終了しました。お越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。

つどいの前半は、文化講演会でした。RKB毎日放送のお天気アナウンサー龍山康朗氏を講師にお迎えして楽しくご講演いただきました。良く通る声に龍山さんのお人柄を感じながら、皆さま楽しいひとときを過ごしていただいたようです。

午後の福祉機器展では、プレクストークの新機種が触れるということもあり、沢山の方が興味を持たれて会場にお越しいただきました。また、メガネの洗浄や調整、色彩検査ができるブースがあるなど、昨年とはまた違った機器展となりました。盲導犬歩行体験も7名の参加があり、興味を持たれた方が実際にPR犬と外へ出て図書館の周りを歩いていただきました。

また、アンケートの回答にも沢山の方にご協力いただきましてありがとうございました。以下、アンケート集計の結果と感想を一部ご紹介致します。

講演会はいかがでしたか?また、今後取り上げてほしい講演内容や企画はありますか?

楽しかった 14名   ふつう 5名   無回答 2名

・天気予報の話ということで来ましたが、少なかったので残念でした。でも、お話の内容は興味あるもので楽しかったです。

・鳥の声が聞けて楽しかった。

・講演時間をもっと長くしてほしい。

・視力がない方の経験談を伺いたい。

・福岡の作家さんの講演(例えば、葉室麟さんとか)。

・山根 明弘(西南大 准教授)「猫の島(福岡県相島)」について。

・身近にある商品の便利グッズの商品紹介や使い方など。

福祉機器展は、どうでしたか?また、一番興味があった機器はなんですか?

よかった 9名   ふつう 5名   無回答7名

  ・ドコモのスマートフォンを直接触れることが出来たり、わかりやすく説明を受けられて本当に良かった。

  ・カラリーノ、拡大電子ルーペ、音声電波腕時計

  ・拡大読書器、点字盤「トツテン」くん

  ・新型のプレクストークを触ってみることが出来た。

  ・点字タイプライター「テラタイプ」

今後、機器展で取り扱ってほしい機器がありましたらお書きください。

  ・ゲーム類

・AIスピーカー、地図のナビ、TV付ラジオ、音声が出る家電、IH

・中古を流通させてほしいです。

・日盲連の取扱い用具

・音響商品も興味がありますので、録音機等展示してほしい。

・著者が読む音声CDも発売されているようなので取り上げてほしい。

・歩行補助具関係の最新のもの

・DVDやブルーレイの操作体験

図書館までのご来館で困ったことはありましたか?また、参加にあたり何かお気づきの点がありましたらお書きください。

・福岡ドーム(終点)からの道筋で苦労しました。

・ブロックがあるのが良い。一人で来館できます。

・ボランティアさんが多く、親切に誘導していただいてとても助かりました。

・ホークスのパレードと重なり、車が混んで遅刻してしまいました。

・交通の便が良く歩道も広かったので行きやすかったと思います。

図書館のサービスについてご意見・ご要望がありましたらお書きください。

  ・図書製作のリクエストを受付けていることをもっと呼び掛けてほしい。

・デイジーの貸出冊数を増やしてほしい。来館の時だけでも。

・図書館だよりの録音版で、新刊案内を番号→内容→番号で読み上げてもらえるとわかりやすい。

・CDのテープでいつもお世話になっています。ありがとうございます。

・すぐに対応してくださるので感謝しています。今後ともよろしくお願いいたします。

・図書館のつどいの際、職員さんやボランティアの皆さまのお名前を知りたく思います。

・つどいが11月開催だと行くことが出来ます。

・利用者同士やボランティアの方と一堂に会する機会は貴重、定期的に開催してほしい。

以上です。今後の参考にさせていただきたいと思います。

今年度のつどいは、九視大会の関係で縮小したものとなり、ボランティアさんとの交流がなかったのが残念でした。11月末の開催ということで、来場者の皆さまへささやかではございますが、職員手づくりの点字用紙を再利用したツリーを配布させていただきました。喜んでくださった方もいらして、職員一同嬉しく思いました。来年度もまた沢山の方にお越しいただけるよう楽しい企画を考えていきたいと思います。このつどいが利用者の皆様におかれましては有意義な時間でありましたら幸いです。皆さまどうもありがとうございました。

3 プレクストークPTN3について

以前、ご紹介をさせていただきましたシナノケンシ株式会社のプレクストークの新製品PTN3を当点字図書館でも購入致しました。1階の閲覧室に設置致しましたので、ご興味のある方はご来館いただき、是非お手に取ってみてください。

また、デイジー図書を使用したことがない方を対象に、2月1日(木)より体験のための貸出を始めます。是非、ご利用ください。

4 録音図書(カセットテープ)の取り扱い終了について

当館所蔵の録音図書(カセットテープ)について、平成30年度を目処に所蔵録音図書(カセットテープ)の全除籍と、原則取り次ぎを終了致します。テープの劣化による音の途切れやテープの伸び等の要因により、全国的に良い状態での貸出が出来なくなってきていることを受けての対応です。また、現在使用しているカセットを複製する機器をメンテナンスしながら使用して参りましたが、実際はいつ壊れてもおかしくない状況であり、今後の貸出に支障をきたす恐れがある為です。皆様にはデイジー図書への移行のご協力をお願い致します。

どうぞご理解とご協力のほどをよろしくお願い致します。

5 点字資料・録音資料の配布および貸出

【点字貸出(配布)資料】

・ニッポン放送 点字・拡大文字番組表 平成29年度後期版

(平成29年10月2日〜平成30年4月1日)   発行 ニッポン放送

〜今年も点字カレンダーをご寄贈いただきました。差し上げます。〜

・小鳩文化カレンダー         発行 日本テレビ小鳩文化事業団

・ゼネラルアサヒカレンダー        発行 株式会社ゼネラルアサヒ

【貸出デイジー】

・2017年版 くらしの豆知識 発行 独立行政法人 国民生活センター

・鳥好き良ちゃんの声の野鳥だより 2017年号 

製作・ご寄贈 田中良介

6 シネマ・デイジーの追加分タイトルをご紹介

邦 画   『がんばっていきまっしょい Give it all』『何者』

『ぼくとママの黄色い自転車』 以上 3タイトル

アニメ   『おおかみこどもの雨と雪』

『Steins;gate1第1話−第2話』 以上 2タイトル

 海外作品 『アメリカン・グラフィティ』『帰ってきたヒトラー』

『ジャージー・ボーイズ』

『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1

『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2』『LA LA LAND』

『リバー・ランズ・スルー・イット』『若草物語』 

以上 8タイトル

7 図書館だよりの配布媒体

図書館だよりは通常、音訳と点字でお届けしていますが、墨字版と点字データ版もあります。墨字版の郵送を希望される方は、郵送料が必要です。データ版はメールでもお送りできます。

8 当館の各種サービス

1.ネットワークアクセス支援事業

サピエ図書館へのアクセス方法等を中心に、機器全般についてのお尋ねも受け付けます。お気軽にお尋ねください。

サピエ視覚障害者情報総合ネットワーク

URL https://www.sapie.or.jp/

2.デイジー読書機について

○プレクストークの操作を説明します。

また、操作が簡単な再生専用機「PTN3」を貸出します。

※2月1日(木)からサービスを開始致します。

・対象…当館利用者でプレクストークをお持ちでない方。

・貸出期間…原則3ヶ月間。  

・受付…必ず事前にお電話ください。

・受け渡し…ご来館にてお渡しします。また、宅配でも可能です。

宅配の際は送料のご負担が必要です。

※ご注意…当該機は特定の方への貸与ではありません。多くの方のデイジー図書体験が目的です。

なお、デイジー読書機は、1,2級の方の日常生活用具の交付対象です。詳しくは、お近くの区役所等へお尋ねください。

○プレクストーク修理中の代替機を、シナノケンシから借りることができます。どうぞご利用ください。

プレクストークお問い合わせ 電話 050−5804−1177

受付時間 9時半〜17時 月〜土曜日 日・祝日は休業

3.点訳・音訳のプライベート製作サービスを実施しています。

利用詳細は、当館までお問い合わせください。

4.Eメールでのリクエストやレファレンスの受け付け

アドレスは図書館だよりの冒頭でお知らせしています。

・リクエスト 

メールの件名に「図書のリクエスト」と入力。

本文に@氏名A電話番号B図書の書名かタイトル

C媒体(点字・テープ・デイジー)をご明記ください。

他館の図書、タイトル名が不明のものは電話でお願いします。

・レファレンス 

メールの件名に「読書相談」と入力。

本文に@氏名A電話番号B意味を知りたい言葉等をご明記ください。折り返し電話で回答致します。

5.FAX代読サービスの受け付け

簡易な通知文書等お気軽にご依頼ください。 

FAX 092−852−0556

生活情報

1 『暮らしをかえるための福祉機器展』のご案内

 日 時: 1月8日(月・祝) 10時〜16時

   場 所: 福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)

         福岡市中央区荒戸3--39  5階、6階 各研修室

※当日は混雑が予想されます。公共交通機関をご利用ください。

対 象: 福岡市と周辺市町の視覚に障がいをもつ方々と

その関係機関、専門機関、並びに関心のある市民の方々

   参加費: 無料 

   内容(予定):

A:福祉機器 展示コーナー(502、503研修室・調理実習室)

  ・機器の体験と相談・音の出る家電 展示

B:情報・相談コーナー(502、503研修室)

  ・総合相談・障がい福祉サービス・ボランティア活動

C:体験コーナー(501研修室)

  ・パソコン・スマホ体験・防災対策・盲導犬 紹介

【講演】 601研修室

10:30〜12:00 『楽しもう!iPadがつむぐ豊かな暮らし』

講師 広島大学大学院教育学研究科

特別支援教育学講座 准教授 氏間 和仁

お問い合わせ:事務局 (一社)福岡市視覚障害者福祉協会

電 話 092−559−0335  FAX 092−559−0334

e-mail gai-jimusho@iaa.itkeeper.ne.jp

2 「福岡市の障がい福祉ガイド」について

 「福岡市の障がい福祉ガイド」のデイジー版を配布しています。

障がいのある方々と、そのご家族などにご利用いただける諸施策の概要の紹介と、各種相談機関や関係施設等の情報をまとめた「2017 福岡市の障がい福祉ガイド」の音声版CDを配布しています。

【配布場所】各区の福祉・介護保険課、情報プラザ(市役所1階)

【お問い合わせ】

東区福祉・介護保険課 092−645−1067

博多区福祉・介護保険課 092−419−1079

中央区福祉・介護保険課 092−718−1100

南区福祉・介護保険課 092−559−5121

城南区福祉・介護保険課 092−833−4102

早良区福祉・介護保険課 092−833−4353

西区福祉・介護保険課 092−895−7064

スタート −出発!新人ボランティア

当館の専属で活動して頂いている新人ボランティアさんをご紹介します。ボランティアに応募したきっかけや、実際の活動を通して現在の心境を伺いました。第39回目は対面朗読ボランティアさんです。

西村 早苗

私が教員になったばかりの頃のことです。障がいのある一人の生徒と出会いました。年齢が近いこともあってか、先生と話がしたいと私に色々な話をしてくれました。しかし、私は新人で、多くの仕事に追われ、自分のことに精一杯で余裕がなく、その子の為に時間をなかなか費やすことができませんでした。

それでも、卒業するまでずっと私のことを慕ってくれていました。

 月日が経ち、子育てをしている時、その子のことを思い出しました。もっと話を聞いて、もっと彼女の為にできることがあったのではと思いました。

 ちょうどその頃、対面朗読ボランティア募集の記事をみつけました。過去には戻れないけれど、今からできることをと思い、応募しました。本を読むだけならできるかもと軽い気持ちで始めたのですが、実際は本の内容を正しく伝えるという朗読の難しさを日々感じています。

 以前は障がいをお持ちの方や高齢者の方が、困ってある時、声を掛けたいと思いながらできずにいました。しかし、対面朗読を始めてからはお手伝いをしましょうかと声を掛けることができるようになりました。教員時代に出会った生徒のお陰で、私は今、対面朗読を通して、様々なことを学んでいます。その生徒に会うことは叶わないのですが、心の中で私も頑張っているよといつも声を掛けています。

以上です。皆さん、西村早苗さんをどうぞ宜しくお願いします。

対面朗読は、点訳・音訳されていない図書やパンフレットなど、利用者の皆様からお持ち込みいただいた資料を、当館の専属ボランティアが対面形式で読み上げます。1回2時間で事前予約制となっております。

利用の1週間前までにご相談いただけると幸いです。詳しくは、当館までお問い合わせください。皆様のご利用をお待ちしております。

リポートリポート 

〜PTN3、PTR3について〜

利用者の皆さま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

昨年11月26日(日)の「点字図書館のつどい」の折には大変お世話になりました。お目当ての機器に触れることが出来たでしょうか?

さて、今回はその折にご覧いただいたPTR3、PTN3についてちょっと書いてみたいと思います。実際には、PTN3を触ったのですが、PTR3と外観は一緒だとのことなので同じモノとして書かせていただきます。

まず外観は縦長になり、薄くなったという感想を持ちました。そして、外側がゴムでカバーされていないので直接機器の外側に触れる感じで、ちょっとぶつけないように気をつけなければと思いました。ボタンの配置は真ん中のテンキーを中心にしたところは大体同じですが、電源スイッチが上面左奥にきたのが大きな違いです。それから、左側面にUSBコネクタが2つ、SDカードスロット、ヘッドホン出力、そこにPTR3には外部音声入力、外付けマイクの差込み口があります。奥面には電源コードと、PTR3には有線LAN端子のコネクタがあります。それと右側面にCDトレイがつきました。今までとは違い、コンピュータのようにCDトレイが出てきて、そのトレイの上にCDを置くような使い方をするようになります。機器の手前側には持ち手があり、そこを握って持ち運びができるようになり、今までよりは持ち易くなっています。音はスピーカーが今までのより大きくなっていて、なかなか良い音がしました。

これからどんどん使っていって、慣れて皆様にお応えできるようにしなければなりません。機械に慣れるまで、もうしばらくお待ちください。そして早くPTR3が発売されるのを待ちたいと思います。(岩本)

わたしたちの本棚 vol.

このコーナーでは、これまでに刊行された図書をテーマ別に掘り起こし、皆様にご紹介致します。読んだことがある方もそうでない方も是非、興味をもっていただけたらと思います。

皆さんは本を読んでいて、なんてリアルな描写なのだ、とか、なんでこんなに内情に詳しいのだろうかと思ったことはありませんか?作家の多くは、これを生業とする前に様々な経歴を持ち、少なからずその時の経験が作品に深みを与えていることもあります。

例えば、今テレビドラマの原作者として人気を博している「池井戸潤」が元銀行員であるということは良く知られていますが、元銀行員ということで、その小説内容は銀行が絡んだものが多く、臨場感ある小説で定評があります。今回は、そんな「元○○の作家」をテーマに、リアリティある作品をご紹介致します。「元」…といわず、現役で活躍されている方も紹介!それでは、以下の5タイトルをご紹介致します。

『冬の喝采』

黒木 亮(元ランナー)

講談社

北の大地を走り始め、世界的ランナー瀬古利彦や個性的な指導者との出会いを通じて2年にわたり、箱根駅伝を走った著者がつづる感動の人間ドラマ。

『仮面病棟』

知念 実希人(現役医師)

実業之日本社

療養型病院に強盗犯が篭城し、自らが撃った女の治療を要求した。事件に巻き込まれた外科医は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る−。くり広げられる心理戦。そして迎える結末とは。

『新任巡査』

古野 まほろ(元警察官)

新潮社

あなたは交番のことを、警察官というお仕事のことを、何も知らない―。凡庸にして心優しい頼音(ライト)。ある能力を備えた男勝りの希(アキラ)。ふたりの新任巡査の配属先は駅の東と西にある交番だった。元キャリアの著者にしか描きえない圧倒的ディテイル。新しい警察小説!

『刑務所なう。 ホリエモンの獄中日記195日 PRISON DIARY from Nagano

 

堀江 貴文(元受刑者)

文藝春秋

ホリエモンこと、堀江貴文。実業家として成功を収めた著者が証券取引法違反容疑により逮捕され、刑務所へ。作業は?メシは?モヒカン頭で収監されたホリエモンが、刑務所の中からほぼリアルタイムで発信したメールマガジンを収録。時事ネタ、読書記録も掲載。

『ミッドナイト・ジャーナル』  

本城 雅人(元記者)

講談社 

「被害者女児死亡」…世紀の大誤報を打ち、飛ばされた3人の記者。その七年後、児童連続誘拐事件が発生。さいたま支局の関口はかつての事件との関連性を疑う。東京本社の藤瀬が合流し、整理部員となった松本は二人を冷めた目で見る。吉川英治文学新人賞受賞作品。

いかがでしょうか。気になる本がありましたら、是非読んでみてくださいね。

レファレンスだより 

レファレンスとは、情報を求めている利用者の方に、図書館員が提協する個人的な支援のことです。最近の事例の一部をご紹介します。

Q、働き蟻はメスなのか?

A、「働き蟻」で調査。@アリの社会で、営巣や食物の採取・貯蔵などの労働に従う個体。生殖機能の退化した雌。シロアリでは雌雄両性があるが、生殖力はない。(『広辞苑 第六版』岩波書店より)Aアリ類やシロアリに見られる雌アリで、営巣、食物の採集・貯蔵、女王アリ・雄アリの世話、食物運びなどの労働をするもの。羽はなく、小形で生殖機能が退化している。(インターネット検索「weblio辞書」より)

総合図書館イベント紹介

◆映像ホールシネラ◆ 詳しくはお電話で 電話 092-852-0608

観覧料:600円(障がい者の方及び福岡市在住の65歳以上の方は300円。手帳や保険証などの提示が必要。)全て当日券です。

○特別企画 森繁久彌特集

日本を代表する国民的俳優だった森繁久彌の代表作の上映

会 期:1月5日(金)〜1月27日(土)※休館日・休映日除く 

【森繁 久彌】

1913年大阪生まれ。34年に早稲田大学に入学。演劇研究部に所属するが、演劇熱が高じて36年に中退。東京宝塚劇場に入り俳優としてキャリアを積んでいく。39年にはNHKのアナウンサー試験に合格し、満州の新京放送局に勤める。敗戦後ソ連軍に捕らえられるが46年に帰国。映画は47年「女優」に端役で初出演。52年の「三等重役」が出世作となり55年には「夫婦善哉」に主演。俳優として一躍注目を浴びる。その演技力には定評があり、年齢を重ねることで「恍惚の人」のようなシリアスな役にも傑作を残すようになる。「知床旅情」の作詞・作曲などマルチタレントとして活躍した。91年大衆芸能分野で初の文化勲章を受章。2009年老衰のため死去。昭和の芸能界を代表する国民的俳優であった。

【上映ラインナップ】 (日程をご案内します)

『警察日記』

5日(金)

8日(月・祝)

17日(水)

『夫婦善哉』

6日(土)

11日(木)

27日(土)

『新・夫婦善哉』

6日(土)

11日(木)

14日(日)

『人生とんぼ返り』

7日(日)

13日(土)

25日(木)

『猫と庄造と二人のをんな』

7日(日)

13日(土)

17日(水)

『暖簾』

8日(月・祝)

12日(金)

18日(木)

『新・三等重役』

12日(金)

14日(日)

26日(金)

『珍品堂主人』

18日(木)

20日(土)

24日(水)

『喜劇  駅前弁当』

19日(金)

21日(日)

25日(木)

『恍惚の人』

19日(金)

21日(日)

27日(土)

『続  社長太平記』

20日(土)

24日(水)

26日(金)

【一部作品紹介】  

『恍惚の人』 1973年 102分  監督/豊田四郎 出演/高峰秀子

立花茂造は84歳。息子夫婦の信利と昭子、その子供と一緒に暮らしていた。茂造は妻に死なれて以来老化が進み、結婚して家を出た娘の顔を忘れるようになる。有吉佐和子の同名小説の映画化。原作は認知症を扱った小説としてベストセラーに。主人公を演じる森繁の演技は真に迫る。

◆福岡市文学館企画展関連◆

【赤煉瓦夜話 VOL.74】 

世にも不思議な「童話の里」はなし

講師:金 成妍(久留島武彦記念館館長)

日時:2月15日(木) 18時30分から20時(18時開場)

入場料:無料(先着50名)  事前申し込み要。

【福岡市文学館】(福岡市赤煉瓦文化館1階展示室)

  福岡市中央区天神1−15−30  電話 092−722−4666

【お問い合わせ】 福岡市総合図書館文学・文書課 「赤煉瓦夜話」係

電話 092−852−0606 FAX 092−852−0609

Eメール library-bungaku.BES@city.fukuoka.lg.jp

ベストセラー

墨字でよく読まれている本を10タイトルご紹介します。

点訳・音訳の製作状況は、当館までお尋ねください。

@

『日用品&雑貨大全600 完全保存版 すべて検証!すごいものだけ集めました!』

 

日経トレンディ/

日経BP社

A

『残像に口紅を』

筒井 康隆

中央公論社

B

『九十歳。何がめでたい』 

佐藤 愛子

小学館

C

日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで  

 

 

磯田 道史

中央公論新社

D

『君たちはどう生きるか』

吉野 源三郎

マガジンハウス

E

『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』

 

 

小林 弘幸

幻冬舎

F

『夫の後始末』

曽野 綾子

講談社

G

血管を強くする「水煮缶」健康生活                            

 

女子栄養大学栄養クリニック/著、田中 明/監修

アスコム

H

友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」

 

山中 伸弥/著、平尾 誠二/著、平尾 惠子/

講談社

I

かいけつゾロリのちていたんけん かいけつゾロリシリーズ 62

 

原 ゆたか/さく・え

ポプラ社

                             (e-hon 11月30日参照)

新刊案内【点字図書】

※P(パソコン)点訳のものはフロッピーでの貸出もできます。

書  名

著 者 名

冊数

タイトル

2 歴 史

西鉄&西鉄バス沿線の不思議と謎

 

宮崎 克則/監修

3冊

7057

西鉄グランドホテル前の不可解なカーブの謎とは?福岡県西部に鉄道路線を持つ九州最大の私鉄・西日本鉄道&西鉄バス沿線にひそむ地理・地名・歴史の意外な真実や、おもしろエピソードを紹介する。

P点訳 福岡市社会福祉協議会)2017

3 社会科学

点字ブロック50年のあゆみ

岡山ライトハウス/

1冊

7054

〜一般財団法人安全交通試験研究センター様のご厚意により、社会福祉法人岡山ライトハウスが製作、ご寄贈いただきました。〜

点字ブロックの考案者・三宅精一氏について、点字ブロック50周年に因んで掲載された各種新聞記事や、開発に携わっておられる「安全交通試験研究センター」の資料等を編集し掲載。2017

福岡の民話 第1集 〈新版〉日本の民話 30

 

加来 宣幸/

3冊

7046

「ものをいうごおず」「雀とひさご」「福間の又兵衛どん」…。福岡に古くから伝わる民話を、筑後、筑前西部、筑前東部、豊前の4つの地域に分けて収録する。わらべうたも掲載。  (自館P点訳 牧野 みさを)2016

913.6 日本の小説

玻璃(びいどろ)の天秤

岡篠 名桜

3冊

7055

玻璃(びいどろ)の舞姫

3冊

7056

貿易商人の娘で、お宝に目がない芽々。海の向こうへ行きたいと夢みながら家業を手伝うある日、人買いから逃げてきた異国人の美少年シオと出会う。          (自館P点訳 松尾 知子ほか)2009、2010

博多豚骨ラーメンズ 3

木崎 ちあき

4冊

7047

“殺し屋殺し”に返り討ちにされた華九会の隙を狙い、闇組織の抗争が勃発。いくつもの思惑と因縁が絡む抗争に巻き込まれる殺し屋たち。男たちの命懸けの対決が始まる! (自館P点訳 石川 美恵子)2015

厚生労働省委託図書のご案内です。

福祉行政報告例の概況 平成27年度

厚生労働省政策統括官付参事官付

行政報告統計室/

1冊

7042

犯罪被害者白書(概要版) 平成28年版

国家公安委員会、警察庁/

1冊

7043

社会福祉法 子ども・子育て支援法

総務省法令データ提供システム

4冊

7045

高齢社会白書(概要版) 平成28年版

内閣府政策統括官

(共生社会政策担当)/

2冊

7044

厚生労働省委託図書(児童)のご案内です。

発信力の育てかた 

ジャーナリストが教える「伝える」レッスン(14歳の世渡り術)

外岡 秀俊

2冊

7048

ぼくのお母さんを殺した大統領をつかまえて。 

人権を守る新しいしくみ・国際刑事裁判所

アムネスティ・インターナショナル日本国際人権法チーム/

3冊

7049

<内科・オバケ科ホオズキ医院> タヌキ御殿の大そうどう(おはなしフレンズ!)          富安 陽子  1冊  7050

なぞなぞうさぎのふしぎなとびら(物語の王国)

やえがし なおこ

1冊

7051

ことだま百選

 

 

東京都杉並区立天沼中学校/

2冊

7052

世界一の三人きょうだい

グードルン・メプス/

はたさわ ゆうこ/

1冊

7053

他館製作の点字図書紹介

他館製作の点字図書をご紹介します。貸し出しを希望される方はお申し込みください。貸し出しまでに期間を要することがあります。

〈自然科学〉

脳の老化を99%遅らせる方法 

疲れを脳にため込まない37の新習慣

 

奥村 歩

133−A

脳が老いるか老いないかは、働き盛りの時期の脳の使い方にかかっている。10万人以上の脳を診断した脳神経外科医が、脳の老化を防ぐ37の新習慣を紹介する。   (P点訳 秋田県点字図書館)3冊 2016

変形性膝関節症は自分で治せる! 

“ひざの痛み”“関節の炎症”がたちまち改善

 

酒井 慎太郎

133−B

正しくひざを伸ばしておけば、一生歩ける!常識をくつがえす、1日5分の痛み解消ストレッチや、痛みを繰り返さないための日常生活の知恵を紹介する。(P点訳 鹿児島県視聴覚障害者情報センター)2冊 2017

〈小 説〉

襲撃

今野 敏

133−C

広尾に整体院を構える美崎は、ある晩覆面の男たちに襲われた。警視庁捜査一課の刑事・赤城は中国マフィアの抗争との関連を疑うが…。

(P点訳 日本赤十字社北海道支部点字図書センター)4冊 2016

 

東京カウガール

小路 幸也

133−D

カメラマン志望の英志は、人気のない公園で1人の女性が男たちを叩きのめす姿を撮影する。〈カウガール〉と名付けた彼女の画像を頼りに、その正体に近づくが…。 (P点訳 神奈川県ライトセンター)4冊 2017

化けてます こだぬき、落語家修行中

 

遠原 嘉乃

133−E

落語家・木の葉亭枝鴬がとった弟子は、たぬきだった!孫娘の梓は困惑するが、人間の生活に戸惑いながらも頑張るこだぬきに、いつしか心を打たれ…。 (P点訳 三重県視覚障害者支援センター)3冊 2017

新刊案内【デイジー図書】

書   名

著 者 名

時間

タイトル

1 哲 学

私の生活流儀 偉大な学者でありながら巨億の富を築いた哲人が説く死ぬまで元気に生きる秘訣

 

本多 静六

5:09

5952

給与生活者でありながら「職業の道楽化」を図り、伝説の億万長者となったのちに全財産を寄付した人生の達人が、健康長寿の秘訣と暮らし方、利殖の知恵を余すことなく語る。 (自館音訳 天本 シヅ子)2013

2 歴 史

死に損のうて

石原 ℃q、小泉 理恵子/共著

2:52

5944

「カワイソウニ、死ニ損ノウテ」昭和20年、朝鮮からの引揚船珠丸の沈没で家族6人をなくした7歳の著者に向けられた言葉である。60年を経た今、この言葉の呪縛から解放されつつあると感じ始めた著者が語り始めた、切なくも懐かしい日々。     (自館音訳 松本 優子)2005

3 社会科学

「小池劇場」が日本を滅ぼす

有本 香

5:29

5957

ビジョン・政策がなく、ファクトに基づくロジックがない。“パフォーマンスの女王”小池百合子と日本は心中するのか。「小池劇場」なる現象を検証し、今の日本に巣食う病理を明らかにする。

(自館音訳 大薗 多枝)2017

4 自然科学

徹底攻略国家試験過去問題集あん摩マッサージ指圧師用 2018 第16回〜第25回[第25回抜粋]

明治東洋医学院編集委員会/

4:52

5942

徹底攻略国家試験過去問題集はり師きゅう師用 

2018 第16回〜第25回[第25回抜粋]

明治東洋医学院編集委員会/

5:13

5943

科目別&「国家試験出題基準」項目順に、全問題を分類!過去10年間の出題傾向がよくわかり、ウィークポイントを強化しやすい!       

(音訳 福岡綸の会)2017

7 芸 術

人生を変える「書」 観る愉しみ、真似る愉しみ

武田 双雲

4:20

5953

書を観て真似ることで、コミュニケーション力、表現力は確実に向上する。空海から信長、相田みつを、小泉純一郎まで、インパクトのある24人の書を繊細かつ詳細な視点で紹介。 (自館音訳 中野 陽子)2011

 

9 文 学

カラオの洞窟 フィリピンの昔ばなし(世界の昔ばなし 25)

荒木 博之/編訳、三谷 靱彦/

3:29

5931

日本人は、日本人の心の歴史を誇りに思っています。それと同時に、よその民族の人が、自分の民族の心の歴史を誇りに思っていることを理解することがたいせつです。それにはまず、よその民族がどんな昔ばなしを伝えてきているのか知ることが、いちばんの近道だと思うのです。小学校高学年〜中学生向。       (音訳 九州民放クラブ福岡)1989

913.6 日本の小説

MM

市川 拓司

6:28

5954

会えなくなるとわかっていても、ぼくはきみを守りたかった…。その日、ぼくは、駅前通りの本屋さんで本に没頭していると、急に肩を叩かれ、飛び上がった。そこに彼女がいた。     (自館音訳 西村 加奈)2017

ぶぶ漬屋 稲茶にございます

 

今井 絵美子

6:32

5948

いわれのない咎で西国の藩を追われ、江戸に出て14年、夫を亡くして13年。真沙女は息子・夢之丞の仕官だけを頼みに生きてきたが、元奉公人のお久米と再会し、一緒にお袋の味のお惣菜とお茶漬けの店をはじめることに…。              (自館音訳 脇水 明子)2017

クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係

 

大倉 崇裕

7:31

5929

大人気「警視庁いきもの係」シリーズ待望の第4弾!学同院大学で起きた殺人事件の容疑者は、クジャク愛好会の奇人大学生!窓際警部補と動物オタクの女性巡査はアニマル推理を繰り広げ、事件の裏側に潜むもうひとつの犯罪を探り当てる!?  (自館音訳 脇水 明子)2017

不惑 新・剣客太平記 5

岡本 さとる

6:27

5932

黄昏 新・剣客太平記 6

6:23

5933

羽州の若月家屋敷の武士たちにつけられた、剣術道場師範の峡竜蔵。若月家と聞き、父と巻き込まれたお家騒動が蘇る。しかし30年近く経った今、なぜ竜蔵を嗅ぎまわるのか。(5巻より)

(自館音訳 村上 郁美、脇水 明子)2016、2017

博多豚骨ラーメンズ 6

木崎 ちあき

6:27

5955

麻薬を巡る闇組織の抗争に沸く博多に、メキシコから凶悪な麻薬カルテルが上陸!狙われた博多に、かつてのメキシコ史上最悪の麻薬戦争が甦ろうとしていた。            (自館音訳 吉松 知子)2017

維新の羆撃ち

経塚 丸雄

7:19

5930

時は幕末。箱館戦争で敗れ、傷を負いつつも蝦夷の深い森へ逃げ延びた八郎太。全てを失った男が、厳しい未開の大地で羆撃ちとなり、人として再生していく本格時代小説。     (自館音訳 山田 正胤)2017

国家とハイエナ

黒木 亮

18:06

5945

「ハイエナ・ファンド」と狙われた国家。そして国際NGO。正義と欲望の狭間で、三者はいつしか三つ巴の熾烈な金融バトルを繰り広げ始める。最後に笑うのは、果たして誰なのか? (自館音訳 伴野 優美)2016

真夏の雷管

佐々木 譲

9:50

5956

真夏の札幌で、爆薬材料の窃盗事件。爆弾製造?誰が、何を爆破する?タイムリミット迫る命懸けの任務!チーム佐伯が警官の覚悟を見せる!大ベストセラー警察小説。      (自館音訳 川田 正彌)2017

紅城奇譚

鳥飼 否宇

7:41

5947

ときは戦国。九州に、謎と血にまみれた城があった−。鷹生氏一族の居城・紅城で次々と起こる摩訶不思議な事件の真相解明に、眉目秀麗な鷹生氏の腹心・弓削月之丞が挑む! (自館音訳 山田 正胤)2017

地獄耳 3 隠密秘録

和久田 正明

5:54

5946

家族仲も睦まじく、うまいと評判の豆腐屋が突然、女房と三人の子供を殺し、行方をくらましてしまう。いったい何が?江戸の難事件をいち早く解決する地獄耳の出番だった。     (自館音訳 大薗 多枝)2017

厚生労働省委託図書のご案内です。

ラヴォアジエ(Century books) 人と思想 101

中川 鶴太郎

7:12

5934

シュトルム(Century books) 人と思想 103

宮内 芳明

6:34

5935

ペスタロッチ(Century books) 人と思想 105

長尾 十三二、福田 弘/共著

6:49

5936

玄奘(Century books) 人と思想 106

三友 量順

6:44

5937

ヴェーユ(Century books) 人と思想 107

冨原 眞弓

6:12

5938

津田梅子(Century books) 人と思想 116

古木 宜志子

8:38

5939

タゴール(Century books) 人と思想 119

丹羽 京子

7:51

5940

コルベ(Century books) 人と思想 122

川下 勝

7:49

5941

他館製作のデイジー図書紹介

他館製作のデイジー図書をご紹介します。貸し出しを希望される方はお申し込みください。貸し出しまでに期間を要することがあります。

〈哲 学〉

君たちはどう生きるか

吉野 源三郎

133−1

「人生いかに生くべきかという問いは、常に社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならない」というメッセージを、主人公コペル君の精神的成長に託して伝える。

(音訳 福井県視覚障害者福祉協会情報提供センター)10:58 2006

〈自然科学〉

肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい

 

西山 耕一郎

133−2

飲み込む力をどれだけキープできるかが、寿命を決定づけるカギ。1日5分で飲み込み力がアップする、8つの「のど体操」を紹介する。

(音訳 香川県視覚障害者福祉センター)4:05 2017

いくつになっても年をとらない新・9つの習慣

 

吉川 敏一

133−3

健康と若さを保つために必要不可欠な「抗酸化力」を高める方法を解説。科学的根拠を示しながら、「いくつになっても年をとらない」秘訣を紹介する。   (音訳 福島視覚情報サポートセンターにじ)4:11 2016

〈産 業〉

日本全国「お土産・名産品」おもしろ事典

日本博学倶楽部

133−4

各地のお土産や名産品は、昨日や今日、突然に名物になったわけじゃない。そうなるだけの歴史があり、製法、由来など面白い話がゴロゴロしているものだ。(音訳 長崎県視覚障害者情報センター)4:47 2008

〈小 説〉

御三家が斬る!

井川 香四郎

133−5

圧政を敷く代官との交渉役を引き受けることになった浪人は、ひょんな縁から、男前の若侍と、色事好きのお節介な爺さんと行き会う。痛快世直し道中記。          (音訳 日本点字図書館)7:06 2016

茜の茶碗 裏用心棒譚

上田 秀人

133−6

将軍家より下賜された茜の茶碗が盗まれた。相馬中村藩主は一番の剣の遣い手・小宮山に茶碗捜索を命じる。捜索から二年後、さらなる難題が突きつけられ…。  (音訳 神奈川県ライトセンター)8:23 2017

孤道

内田 康夫

133−7

浅見光彦シリーズ。熊野古道を舞台に繰り広げる、壮大な歴史ロマンミステリー。実は、この小説は完結しておりません。内田氏は小説の「休筆宣言」をし、未完のまま刊行することに。完結編を公募するという前代未聞のプロジェクト。 (音訳 西宮市視覚障害者図書館)8:49 2017

諦めない女

桂 望実

133−8

『嫌な女』のドラマ化、映画化で注目の著者が、あきらめない女の執着と信じる力を描く、期待の書下ろしサスペンス!

  (音訳 京都ライトハウス情報ステーション)10:23 2017

良妻恋慕

草凪 優

133−9

官能小説。    (音訳 延岡ライトハウス点字図書館)6:15 2017

アンカー

今野 敏

133−10

報道番組の記者・布施は、10年前の未解決事件に関心を寄せる。刑事・黒田は、この件の継続捜査を担当することに…。「スクープ」シリーズ第4弾。  (音訳 札幌市視聴覚障がい者情報センター)7:29 2017

暗闇のアリア

真保 裕一

133−11

夫は自殺ではない、殺されたのだ。この背後には、きっと何かある―。真相を探る孤独な闘いが始まった。国際的スケールで展開する極上エンターテインメント!(音訳 西宮市視覚障害者図書館)12:35 2017

ランニング・ワイルド

堂場 瞬一

133−12

最も過酷なレースに参加した機動隊員が、家族を人質に脅迫された。妻子を救い、犯人を追い詰めて、そしてレースに勝利できるのか。

(音訳 福井県視覚障害者福祉協会情報提供センター)12:59 2017

影裏

沼田 真佑

133−13

東日本大震災6年目だからこそ生まれた、繊細な喪失の物語。2017年芥川賞受賞作品。 (音訳 西宮市視覚障害者図書館)2:05 2017

五月の女

平岩 弓枝

133−14

柳橋の芸者・鯉登がまた大学生に入れあげていると噂が立ったその顛末は。表題作など下町の女たちを描く短篇集。

音訳 群馬県立点字図書館)5:10 1977

アナログ            

ビートたけし

133−15

全てがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、たったひとつの不器用な約束。素性も連絡先も知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう2人の「アナログ」な関係が始まり…。

(音訳 札幌市視聴覚障がい者情報センター)4:33 2017

黄砂の籠城

松岡 圭祐

133−16

133−17

一九〇〇年春、北京では外国人排斥を叫ぶ武装集団・義和団が勢力を増していた。暴徒化し、外国公使館区域を包囲する義和団。足並み揃わぬ列強十一ヵ国を先導したのは、新任の駐在武官率いる日本だった。日本人の叡智と勇気を初めて世界が認めた、壮絶な闘いが今よみがえる。        (音訳 函館視覚障害者図書館)8:28、8:30 2017

光             

三浦 しをん

133−18

天災ですべてを失った中学生の信之。共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある罪を犯す。20年後、信之の前に、輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす…。2017年11月公開の映画の原作。

(音訳 釧路市点字図書館)11:33 2013

今ひとたびの、和泉式部              

諸田 玲子

133−19

優れた歌人として、また藤原道長から「浮かれ女」と呼ばれ、恋多き女として語られる和泉式部。和泉式部の実像に迫る、歴史小説。

(音訳 桐生市立点字図書館)14:19 2017

盤上の向日葵               

柚月 裕子

133−20

実業界の寵児で天才棋士―。男は果たして殺人犯なのか!?叩き上げ刑事・石破と、かつて将棋を志した若手・佐野の凸凹コンビは真冬の天童市に降り立つ。向かう先は、世紀の一戦が行われようとしている竜昇戦会場。      (音訳 西宮市視覚障害者図書館)13:51 2017

西郷隆盛 英雄と逆賊 歴史小説傑作選

池波 正太郎、植松 三十里、

海音寺 潮五郎、南条 範夫、古川 薫/著 

細谷 正充/

133−21

明治維新の英傑でありながら、新政府に叛旗を翻した男・西郷隆盛。歴史に大きな足跡を残しながらも、さまざまな謎に包まれたその実像を、盟友や家族といった周囲の人々の目を通して浮かび上がらせた短編集。(音訳,堺市立健康福祉プラザ,視覚・聴覚障害者センター)6:14 2017

〈海外の小説〉

わたしを離さないで (原書名 Never let me go)

カズオ・イシグロ/著 土屋 政雄/

133−22

謎の全寮制施設に生まれ育った若者たちの、痛切なる青春の日々と数奇な運命を描く。著者は2017年ノーベル文学賞受賞!映画、ドラマ原作。               (音訳 日本点字図書館)12:40 2006

リクエスト図書着手情報

皆様からリクエストをいただいた中から、以下の図書が製作に入りました。完成しましたら、新刊案内にてご紹介致します。点訳、音訳されていない図書を製作します。皆様からのリクエストをお待ちしております。

【デイジー図書】

『日本の歴史を旅する』

五味 文彦/

『神楽が伝える古事記の真相 秘められた縄文の記憶』

 

高見 乾司/

『ファーブル昆虫記 第1巻上 完訳』

ジャン=アンリ・ファーブル/著、奥本 大三郎/

編集後記

図書館だよりを編集していると、いつも何か情報がないかとアンテナを張っています。今回のたよりも、I氏より「来年(今年)は戌年だよ」と言われ、なるほどとメモにひらがなで4文字「いぬどし」とだけ書いて職場の机の上に置いていました。ある朝、ふと自分のメモをみるとひらがなで「ふんどし」の文字が。えぇっ!?…「ふんどし」!?確かに「いぬどし」と書いたはずなのに…。私が書いた!?…いえいえ、真相は、うちの館長のいたずらでした。私のメモを発見して、「いぬどし」から「ふんどし」のメモにすり替えたのでした。自分がボケたかと…ホッとしました。館長曰く、“ふんどしを締めて(心を引き締めて)いきましょう!”とのこと。

新しい年を迎えて、今年も職員一同頑張ります!皆さま本年もどうぞよろしくお願い申し上げますm(__)(K)

次号、第134号の発行予定日は、3月1日(木)です。お楽しみに。